学校でも勉強しているにも拘らず、帰宅してまで勉強することに対して疑念をもつ小学生がいても不思議ではありません。また宿題があるのになぜ通信教育で勉強し直さなきゃいけないのかと嫌気がさしている子供も存在するかもしれません。でも親はまるっきり反対のことを考えていますよね。
どんなに酷くても小学校の勉強くらいは遅れずにやって欲しいという思いから、むしろ積極的に通信教育の学習を考えている保護者もおられるのではないかと思います。たしかに塾や公文の月謝や送り迎えにかかる時間も考慮すると、通信教育の方がリーズナブルに収まるのは疑いようもありません。保護者の中には毎月教材が送られてくるのが通信教育の印象としては強いかもしれません。
しかしながら今の時代は一定サイクルで送られてくる教材とは違って、一定サイクルで配信されるタブレット学習ができる通信教育の需要が高いです。もちろんタブレットで毎日欠かさずに家庭学習がおこなえる習慣をつけることが難しいため、通信教育を介して学習習慣がつくとラッキーですよね。通信教育で選ぶ教材のレベルも、子供の学力に応じてフィットするものが異なります。
また科目別や目的別で通信教育を選べるので、先取り学習やさかのぼり学習を中心に家庭学習を行なえるようになりました。ただ通信教育のデメリットをあげるとすれば、塾のように先生や仲間がいないのでさぼろうと思えばいつでもサボれますよね。
一緒の教室で肩を並べる仲間がいることは、勉強する上でのモチベーションにつながっている面もあります。通信教育では周りからの刺激がないのは弱点ですよね。もちろん塾との比較では安い通信教育ですが、通信教育だけで考えると高く感じる教材もあります。たとえば、進研ゼミやスマイルゼミのように専用のタブレットを購入する教材は、初期費用がかかるためスタートにも簡単なことではありませんよね。
家庭学習のしかたが更新されたとは言いつつ、タブレット代や破損や故障に備えた保険料をプラスして払うことになれば、極めて高くつく購入だとイメージしたとしてもおかしくはありません。小学生用の安い通信教育ともなれば、コストのかかるタブレットよりも紙教材のほうが賢明でしょう。
タブレット学習できる通信教育のケースでは、設問が選択形式になることが多いため、考える力が養われにくい面もあります。いっぽうで紙教材なら記述形式の問題をたくさん解けるので、考える力とともに文章表現力も養われます。紙教材は国語や算数だけに特化した教材もありますし、映像授業を受講できる紙教材もあります。